入学早々に晴子が花道に声を掛けたのは、なぜでしょう?
桜木花道は入学早々、赤木晴子に「バスケットはお好きですか?」と声を掛けられたことがきっかけで、バスケット部に入ります。
しかし、どうして晴子は、全く面識がない花道に突然声を掛けたのか疑問です。
しかも、花道の後姿を見て声を掛けています。
身長が高くて、体格もガッチリしていて、髪が赤いくらいはわかるかもしれませんが、どんな顔をしているかもわからず、気軽に話し掛けられるものでしょうか?
「兄のために弱小バスケット部を強くしたい。それで花道を見て戦力になりそうだったから?」
いや、そんな単純な理由ではないと思います。
私なりに理由を考えてみました。
晴子はバスケット部のスカウトだった
実は晴子は、兄の赤木剛憲(ゴリ)にバスケット部員のスカウトを頼まれていました。
バスケット部は部員も少ないし、1年生で未経験でもいいから、背が高くて運動神経が良さそうな生徒を見つけたら、バスケ部にスカウトしてくれと、妹の晴子に依頼していた可能性があると思います。
兄の剛憲も晴子が可愛くて美人であり、男性に人気があることを知っていたため、晴子に誘われれば、ほとんどの男性がバスケ部への入部をOKすると計算していても不思議ではありません。
そこで学校の廊下で花道の後ろ姿を見て、思わず声を掛けてしまったというものです。
実は安西先生に頼まれた!
バスケ部の監督である安西は、桜木花道がジャンプ力が抜群で超人的な体力があることを知っていました。
ぜひ、バスケット部に欲しい人材だったのです。
しかし、中学時代は喧嘩ばかりやっていて、運動部に入部するような性格ではありません。
そこで、何とかバスケ部に入部してもらう方法を考えます。
花道が中学時代に50人の女性に振られたことを知った安西は、花道が可愛い女の子に弱いことを知ります。
そこでバスケ部キャプテンの赤木剛憲の妹である晴子に花道をバスケット部に誘うように頼みました。
そして安西の計画通り、花道はバスケット部に入部しました。
花道の両親に頼まれた!
花道が真面目に高校生活を送ってくれるように、花道の両親が晴子に依頼しました。
運動に熱中すれば、喧嘩ばかりの不真面目な生活から抜け出せると思ったのです。
花道の女性の好みを知っていた両親が晴子を見つけると、「この人しかいない」と思い、運動部へ誘ってくれるように頼みます。
花道が晴子を見た瞬間に「モロ好みだ!」と言っています。
両親の期待通り、花道はバスケ部へ入り、真面目に高校生活を送ります。
まあ、成績は良くありませんし、授業中は居眠りしていますが、花道はバスケット部で活躍し、充実した高校生活を送っています。
まとめ
晴子がいきなり花道に声を掛けるのは不自然で大きな疑問ですが、様々な仮説を立てると楽しくなりますね。
赤い髪や不良っぽい人を怖がらないところが晴子の良いところです。
湘北高校のインターハイ出場に最も貢献したのは、花道をバスケ部に連れてきた晴子かもしれません。