流川楓が湘北高校へ入ったのは明らかに不自然!
スラムダンクで、主人公の桜木花道が湘北高校バスケット部に入ると、同じ1年に流川楓がいました。
花道が一目惚れした赤木晴子の片思いの相手が流川でしたので、花道にとっては嫌な存在で、いつも対抗心を燃やしていました。
しかも性格も変わっていて、無口で冷酷な感じがする人物でした。
流川は女子マネージャーの彩子と同じ富が丘中出身で、中学時代はかなり有名なスタープレーヤーでした。
流川の名前は海南大付属や翔陽の選手も知っていましたので、県内中に知れ渡るほどの凄い選手だったのです。
もちろん、湘北高校に入ってからも大活躍で、インターハイ予選で神奈川2位の原動力となり、大会のベスト5にも選出されました。
また、インターハイが終わった後も、全日本ジュニアにも選ばれました。
私は、そんな流川が湘北高校へ入ったのは不自然であり、矛盾していると思えるのです。
その理由についてお伝えします。
流川が湘北へ行ったのが不思議な理由
流川は陵南高校の田岡監督からスカウトされましたが、それを断り、湘北高校へ行くと言いました。
すると田岡監督が、「なぜだ!安西先生か?」と聞くと「近いから」と言いました。
「近いから湘北へ行く」ということは、バスケットが出来れば、どこでもいいということになります。
わざわざ遠くの高校へ行くのが面倒だったのでしょう。
また、おそらく他の強豪校からの誘いも断っていると思います。
そんな流川がインターハイの神奈川県予選が終わった後、安西先生の家を訪ねて、「もっと上手くなりたいので、アメリカへ行きたい」というのです。
家から近いので、インターハイ予選で常に一回戦負けの湘北高校を選んだ流川が、急にアメリカへ行くというのは矛盾しています。
もし、レベルが高いアメリカへ行くというのであれば、その前に湘北よりも陵南を選ぶべきでしょう。
陵南は神奈川ベスト4で、全国へ行けそうなチームだったはずです。
それを断り、近いからという理由で、弱小チームの湘北へ行った流川がアメリカ留学を考えるでしょうか?
それだけ、レベルが高いところでバスケットをやりたいのであれば、県予選で常に1回戦負けの湘北を選ぶはずがありません。
もっと強豪校へ行くのが自然です。
まとめ
流川が湘北に入ったのは不自然ですが、もし、陵南や海南へ行っていれば、スラムダンクは全く違うストーリーになっていたでしょう。
また、主人公の花道は流川のプレーに魅力されたり、大好きな晴子が片思いしている相手ということで、ストーリーの中で、かなり流川を意識していました。
スラムダンクを盛り上げてくれましたし、湘北に欠かせない存在だったと思います。