強豪の陵南でベンチ入りしている相田彦一の謎

強豪陵南でベンチ入りしている相田彦一は何者?

湘北高校のライバル校の陵南高校には、「要チェックや!」が口癖で、いつも笑わせてくれる相田彦一という関西弁をしゃべる面白い部員がいます。

陵南高校は県内屈指の強豪校で、インターハイ予選でも客席に多くのバスケット部員が応援に来ています。

そんな陵南では試合中に、なぜか田岡監督の横に相田彦一がいるのです。

相田彦一はインターハイ予選や練習試合を含めて、1度もプレーしている場面が出てきません。

ただ単にベンチで試合を観て監督と話をしたり、応援したり、データを取っているだけです。

ベンチ入りするには、それなりに実力がなければなりませんが、背は低いですし、プレーしている姿を見たこともありませんし、どう見ても陵南のベンチに入れる選手とは思えません。

なぜ、彦一はベンチに入れるのでしょう?

私なりに理由を考えてみました。

マネージャー扱いされている!

彦一は自分では普通のバスケ部員であり、いずれはレギュラーになりたいと思っていますが、実は田岡監督はチームの戦力だとは思っていないし、期待していないかもしれません。

いつも「要チェックや!」と言って、データを集めるのが好きなので、相手チームの戦力分析などのためにベンチに入れているのかもしれません。

ベンチ内にデータ収集役がいれば、試合中にデータを元に様々な作戦を立てることができます。

彦一はベンチ入りしていることを喜んでいますが、単なるデータを収集するマネージャー扱いされていることに気づいていないのではないでしょうか。

田岡監督が彦一の姉の相田弥生に気に入られるため!

相田彦一には、「相田弥生」という週刊バスケットボールの雑誌記者をしている姉がいます。

「要チェックやわ!」が口癖です。

彼女は陵南の仙道を高く評価して、陵南がインターハイへの出場を逃したにもかかわらず、雑誌で仙道の特集を組むほどの熱狂ぶりです。

この相田弥生に田岡が目を付けました。

「陵南を週刊バスケットボールで、たくさん取り上げてもらえれば、それを読んだ優秀な中学生が陵南に入ってくれるのではないか!」と思っても不思議ではありません。

幸い、陵南には弥生の弟の彦一がいます。

そこで彦一をベンチ入りさせて機嫌を取って、姉の弥生に陵南の記事を増やしてもらうという意図があったのかもしれません。

本当は実力者だった!

強豪の陵南でベンチ入りしていますので、本当は彦一が実力者である可能性もあります。

ただし、1度もプレーをする場面が出てきませんし、口数ばかり多く、笑えるキャラクターなので、とても上手いという印象は受けません。

彦一に実力がなければ、ベンチ入りできない陵南の部員が納得するはずがありません。

しかも、彦一はまだ1年生です。

従って、そこそこ実力があるかもしれませんね。

まとめ

彦一がなぜ、試合の時、陵南でベンチ入りしているかは不明ですが、何かしらの明確な理由があると考えられます。

しかし、常に監督と一緒に居ることから、やはりデータ収集要因である可能性が高いと思います。

やはり、よくしゃべる大阪弁の面白い男が、名プレーヤーとは思えません。