スラムダンクのインターハイの優勝校を検証してみました?

インターハイの優勝校はどこ?描かれていない

スラムダンクは、湘北高校が2回戦で優勝候補筆頭の山王工業を倒しますが、3回戦で愛和学院に負けて連載が終わります。

山王工業戦については、これまでの集大成のような試合で、湘北高校の持ち味がすべて盛り込まれている素晴らしい内容でした。

しかし、愛和学院戦については、「ウソのようにボロ負けした」と結果が書かれているだけで、試合の様子は一切描かれていません。

また、湘北高校が負けた後、インターハイの結果については、ほとんど触れることなく、優勝校がどこであるかもわかりません。

インターハイの優勝校はどこだったのでしょう?

検証してみました。

インターハイの結果で確実な情報について

インターハイの優勝校を考えるに当り、確実な情報について整理したいと思います。

それによって優勝校を絞り込んでみたいと思います。

トーナメント表:組み合わせ

全国の出場校は59校で東京は3校、神奈川、愛知、東京、千葉、兵庫、大阪、広島、埼玉、北海道、福岡が2校出場です。赤色はシード校です。

第1ブロック(7校)
山王工業(秋田)、湘北(神奈川)、豊玉(大阪)、熊本第三(熊本)、北条四商(福岡)、横玉工業(兵庫)、愛和学院(愛知)
第2ブロック(8校)
梅沢(埼玉)、星川実業(石川)、中村北商(和歌山)、飛田第二(徳島)、樫村第一(茨城)、高見沢(北海道)、湯来工業(広島)、浦安商業(千葉)
第3ブロック(7校)
洛安(京都)、浜ノ森(静岡)、後関(山形)、隠岐商工(島根)、唐信館(佐賀)、秋月(東京)、鵜ケ原(岐阜)
第4ブロック(7校)
賀田橋(大分)、金山商業(新潟)、太田森(滋賀)、道後大付属(愛媛)、馬宮西(岩手)、青鳳(宮崎)、海南大付属(神奈川)
第5ブロック(7校)
博多商大付属(福岡)、風見(群馬)、王寺学院(奈良)、那覇水産(沖縄)、湖谷南(鳥取)、白松(福島)、桃倉工業(岡山)
第6ブロック(8校)
甲延(山梨)、島波学園(長崎)、神保大附属(東京)、薬丸三商(富山)、角鶴(香川)、上松商業(長野)、北野坂(兵庫)、笹岡(宮城)
第7ブロック(8校)
富房(千葉)、大栄学園(大阪)、岩清水(北海道)、鯉川(広島)、東桜(東京)、海老原(三重)、堀(福井)、町田三商(青森)
第8ブロック(7校)
大山北(栃木)、大隅第二(鹿児島)、矢野工業(埼玉)、土室東(高知)、常誠(静岡)、原口商業(山口)、名朋工業(愛知)

コミックの中で確認できる情報

第31巻で「全国2位の海南」と紹介されていました。

トーナメントの決勝戦は、第1~4ブロックを勝ち抜いたチームと第5~8ブロックを勝ち抜いたチームの対戦になります。

海南は第4ブロックですので、第1~4のブロックを勝ち抜いたのは海南ということになりますので、第1~4に入っているチームの優勝はありません。

つまり、第5~8のブロックに入っているチームが優勝したことになります。

しかし、30校もありますね。

そして連載の中で、大栄学園(大阪)が富房(千葉)を倒し、常誠(静岡)が原口商業(山口)を倒し、堀(福井)が町田三商(青森)を倒して1回戦を突破しています。

しかし、常誠は2回戦でシード校の名崩工業に敗れますので、常誠の優勝は消えました。

つまり、富房(千葉)、原口商業(山口)、町田三商(青森)、常誠(静岡)は優勝していないということになります。

これで優勝校は26校に絞られました。

井上雄彦先生の対談

原作者の井上雄彦先生とバスケットボールの岡田優介選手がバスケットボールについて対談した動画がありました。

その中で、岡田選手はスラムダンクの「インターハイの優勝校は名崩工業ですか?」と聞きました。

すると井上先生は、「いや、それはないんですよ」と言いました。

また、「名崩、優勝じゃ嫌だな。まさに才能っていうか、そういう選手が優勝じゃ嫌だなっていうのがあって」と言っています。

この時点で名崩工業の優勝が消えました。

さらには「優勝校は全く出てこなかったチーム」と言い切っています。

この発言で大栄学園も消えました。

大栄学園は相田彦一が故郷の大阪へ帰った時に、豊玉との試合で登場していますし、4番の土屋淳という才能がある選手がいましたので、優勝校ではないでしょう。

これで24校に絞られましたが、まだ、あまりにも多過ぎますね。

24校の中にはシード校として博多商大附属が残っていますが、シード校が勝ち進むとは限りません。

井上先生の発言から考えると、スター選手がいない地味なチームが優勝という感じがします。

井上先生の頭の中には優勝校があるようですが、明らかにしていませんので、読者の想像にお任せということでしょうか?

ただ、読者が優勝の予想をするのも難しいです。

なぜなら、優勝の可能性が残された24校については、どんなチームでどんな選手がいるのか、何も情報がわからないからです。

全く登場しなかったチームが優勝したわけですから、当たり前のことですね。

ちなみに私は、風見(群馬)と王寺学院(奈良)の勝者が、2回戦でシード校の博多商大附属(福岡)を倒す番狂わせを起こして、そのまま優勝するというパターンが面白いような気がします。

私の予想は、風見(群馬)と王寺学院(奈良)のどちらかということにしておきます。

もし、スラムダンクの続編が描かれたら、優勝校を明らかにして欲しいですね。

まとめ

インターハイの優勝校について、コミック単行本と井上先生の対談の中から情報を探して、消去法によって絞り込んできました。

最終的に24校まで絞り込めましたが、それ以上の情報はなく、どこが優勝したかについては全くわかりません。

結局は読者の想像にお任せということなのではないでしょうか?

それぞれの読者が考えている優勝校が違っていても、面白いかもしれませんね!